池田昭代

言葉を大切に語る。 文字に声を与えることで広がる言葉の世界を 聴き手と共有する。 言葉を伝える手段について変化を恐れない。 語りたい事柄に出会えば 自ら取材し原稿に起こす。

「語り手 池田昭代」の語りのスタイルである。

およそ6年間、報道番組のアナウンサーとして、言葉を正確に効果的に伝える基礎を学ぶ。 言葉を語ることの可能性をひろげるため、子供を対象に昔話を語り聴かせる活動を10年以上続けながら、 難解な言葉で歌われる奄美の島唄のライブにストリーテラーとして参加、他にもジョルジュ・バタイユ原作

「マダムエドワルダ」をハイブランドのドレスをまとい朗読するビジュアルリーデングショーや情熱的な音色の バンドネオンと共演し 愛を求める女性の心情を詩や物語を語る公演等を行い、新しい可能性を体現し続けてきた。 最近では、地元鹿児島の英雄・西郷隆盛の妻イトを題材に「上町(かんまち)ことばで語る「西郷イトの物語」 をシリーズ化。

上町ことばとは かつて薩摩の上流階級の女性が使っていた優美な薩摩ことばで、 地元のお年寄りから池田が学び習得した 池田独自の語り口である。 2016年からは「源氏物語」や「平家物語」、「虞美人」を題材に、邦楽・中国楽器を伴奏にした新たな境地を 開くと共に、フジテレビ・エグゼクティブデレクターの三宅恵介氏を演出に迎え、「語りて候」というタイトルにて 現在まで 3 回の公演を鹿児島のみならず、下関でも行う。 また客船(飛鳥II・ぱしふぃっくびいなす)のゲストエンターテイナーとして

琵琶 , 津軽三味線とのコラボレーションで「徒然草」「源氏物語」を披露し好評を博した。 その後も飛鳥II・ぱしふぃくびいなすにおいて「語りて候・池田昭代の世界」を好演。 2016年には、自ら執筆・公演した「妻が支えた明治維新」が鹿児島県の「明治維新150周年 かごしま文化力向上提案事業」に選出され地元メデイアにも取り上げられた。 2017年には、焼酎マイスター、焼酎唎酒師の資格を取得。資格を活かして、2018 年には東京都 高輪 「鮨 たかはし」の焼酎プロデュースを手掛ける。それ以外でも 鹿児島のラジオ局で、自ら台本執筆・語りを 担当した、薩摩ことばで明治維新を語る番組を担当、メデイアを通しての活動もスタートさせた。

2019年 4 月からは、毎週火曜日の情報番組も担当。パーソナリティとしての活動も始まる。 声、しぐさ、衣装にも心をくだき、聴き手の感性を刺激する語りのパフォーマンスを続けている。

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